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雑誌『歴史群像』2015年6月号(No.131)読了

「雑誌『歴史群像』2015年6月号(No.131)」を読みました。

この号の特集は以下の通り。
第1特集「フランス電撃戦」
第2特集「ミンドロ島沖海戦」
第3特集「戦士たちの百年戦争」

「フランス電撃戦」は、第二次大戦での西方電撃戦のドイツの勝利に関して、戦術/兵器とは異なる視点から見たドイツの勝因を明らかにしようという記事。面白いのは、ドイツが英仏による経済封鎖で戦略物資に窮していたところから、「前方への逃走」を試みたのだ、とする主張。これは真珠湾を襲った日本と同じ開戦動機です。ドイツも日本と通じる事情を抱えていたということです。「ミンドロ島沖海戦」は日本海軍の名将と評価される木村昌福少将(最終階級は中将)の話。木村は海軍兵学校での成績が悪く、その後の海軍内での経歴もとてもエリートと呼べるものではありませんでしたが、しかし実戦の指揮においては類まれな能力を発揮する、「現場の人」でした。非常に「日本人好き」のする人物ですね。木村昌福はあまり世間に知られた人物ではありませんが、いずれ小説や映画のヒット作に恵まれれば人気を博する可能性はあるでしょう。

「パウル・カレルの2つの顔」は全く知らなかったので驚きの記事でした。パウル・カレルはナチ関係者だったのですね。そしてそれは、地元ドイツではすでに常識となっているもののようです。「アメリカとベトナム戦争」も面白い記事でした。著者の言う通り、アメリカ軍は世界最強ではあるものの、アメリカは軍事力で何でもできると勘違いしているものと、私も思います。ベトナムでもアフガニスタンでもイラクでも失敗し続けて、それでもなお「勘違い」を改められないのはなぜか、そちらの考察も、突き詰めてみれば面白そうです。

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