雑誌『歴史群像』2012年10月号(No.115)読了
「雑誌『歴史群像』2012年10月号(No.115)」を読みました。
この号の特集は以下の通り。
第1特集「ソロモン1943」
第2特集「ブダペスト包囲戦」
第3特集「百年戦争 終結への道」
ブ
ダペストは歴史上、何度か包囲され陥落していますが、第2特集は第二次大戦後半のソ連によるドイツ軍包囲戦のことです。ドイツ軍の戦記が日本の戦記と違う
のは、ヒトラーは死守命令を下すなど現場の犠牲を無視した命令を連発するものの、軍の上層部は比較的まともで、ブダペスト包囲戦でも包囲下にある友軍救助
のために尽力しているのに対し、日本の軍部上層部は死を前提とした特攻戦術を兵に強要するなどおおよそまともとは言えないことです。それは第1特集「ソロ
モン1943」を見ると確認できます。ソロモンのニュージョージア島の日本軍守備隊はアメリカ軍の猛攻に対して劣勢な戦力ながら驚異的な粘りを見せます
が、苦境を訴える現地に対して軍上層部がしたことと言えば、撤退を認めるどころか敵制圧下の飛行場を制圧せよ、とのさらなる攻勢の指示。時間稼ぎと思われ
ますが、しかしその稼いだ時間で何をしたのか。何もしていないのです。このような無能な上層部を持つことは組織にとって実に不幸なことです。
第3特集もおもしろかったですね。記事冒頭にある通り、ジャンヌ・ダルク以降の百年戦争を語る記事は多くはなく、知らないことが多くて満足な記事でした。
他の記事では、今号から始まったフランス革命戦争シリーズがおもしろそうです。いずれはナポレオンまでつながるのかもしれませんが、ナポレオン以前にもフランス革命には複雑な経緯があります。それが分かりやすくまとめられるのかどうか、楽しみです。
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