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伊達政宗読了

新・歴史群像シリーズの第19巻、「伊達政宗」を読みました。

伊達政宗は旧・歴史群像シリーズでも取り上げられたことがありますが、本巻の内容については特に目新しい記事もなく、また珍説・奇説もなく、無難にまとめられているな、という印象です。取り立ててオススメもしませんが、敢えて否定的な評価をする必要もないと思います。政宗入門にはよい本です。

伊達政宗については、戦国武将としての評価はわりと定まっている人物だと思いますが、議論があるとすれば慶長遣欧使節の評価でしょうか。この使節は、成し遂げたことは確かに壮挙だと思いますが、歴史的には日本にもヨーロッパにも後世にほとんど影響していない結果となっています。幕末に多くの武士たちが欧米に渡り、これが「文明の邂逅」として語られたりしますが、それから250年以上も前に欧米(「米」といってもアメリカ合衆国はまだ存在せず、経由したのはメキシコですが)に渡った武士がいたんですよね。しかも幕臣ではなく大名の陪臣の身でありながら正式の使節として歓迎され、スペイン国王やローマ教皇への謁見も果たしています。もちろん密航ではなく、幕府公認の使節でした。しかし、幕末の時点では日本でも欧米でも支倉常長が思い返されることはありませんでした。むしろ、これだけの壮挙がここまで「なかったこと」にされてしまった経緯などに興味がありますが、まぁややマイナーな話題ですので記事になることはあまり期待できないでしょうね。

しかし、血液型別性格分類は科学的根拠がまったくない俗説だというのに、伊達成実の血液型を「その言動からするに、恐らくO型と見なしてよいと思う。」などと書いてしまう永岡慶之助という人は一体何なのでしょうか。この人の記事だけは読む価値がまったくありません。

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コメント

永岡慶之助は作家で、私も歴史群像シリーズを読んでいて「なんだこの文章は」と思ったらこの人の文章、ということがしばしばあります(他にも違和感があるとたいてい作家です)。
作家が全員悪いとは言いませんが、歴史群像シリーズのレベルを下げるような人は使わないでほしいものです。

投稿: | 2011年11月20日 (日) 18時58分

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