« 真田三代読了 | トップページ | 戦国史シナリオエディタエクセルファイル(Ver1.00)リリース »

日露戦争シナリオVer1.0リリース

長らく時間がかかっておりました日露戦争シナリオですが、なんとか形になりましたのでリリースさせていただこうかと思います。

ダウンロード Russo-Japanese_War_Ver1.0.zip (916.6K)

本シナリオは中世ではなく近代戦争をモデルとしておりますので、少し変わったシステムを採用してみました。近代戦争においては兵士は雇うものではなく、消耗品の一部です。したがって、金で雇うのではなく、ターン毎に補充されるようなシステムにしてみました。シナリオ中に登場する拠点のいわゆる「石高」はすべて0に設定してあり、コマンドでの徴兵はできません。そのかわり兵士が消耗すると、月の変わり目にいくらか補充されるようにイベントを組んでみました。日本軍なら50、ロシア軍なら20(血の日曜日イベントの後は10)が回復されるようになっています。日本とロシアで差をつけたのは、兵站の長さの違いを表現してみようと思ったからです。(なお、回復するのは陸軍の歩兵のみです。陸軍の騎兵および海軍艦艇は回復しません。)

シナリオをスタートさせてみれば表示されるようにしていますが、本シナリオの勝利条件は敵拠点全ての制圧、ではありません。

日本の勝利条件は、

 旅順を占領すること かつ 奉天を占領すること

です。この2つの拠点を確保すれば勝利となります。

一方でロシアの勝利条件は

 漢城を占領すること または 日本の軍港である横須賀、呉、佐世保、舞鶴のいずれかを占領すること

としてみました。これらの拠点のうちの1つを確保できれば勝利となります。ロシアの勝利条件はいわゆる歴史のIFなのですが、日本の戦争目的が朝鮮半島への勢力拡大であったことから、漢城が占領されるような事態になれば日本は諦めるだろうと思ってこのように設定しました。

また、陸軍と海軍を完全に切り離したかったので陸上拠点と海上拠点の間は経路がつながっておりません。シナリオ開始時、日本軍の部隊は全て日本国内に配備されておりますが、通常の移動手段では戦場である満洲へは渡れません。日本から満洲への移動はイベントを介して行われます。史実における上陸作戦のタイミングと場所をイベントで表現しています。たとえば、1904年2月には日本の近衛師団、第2師団、第12師団が仁川に移動(上陸)します。ロシア側の軍は初期状態で満洲に配備されているものの他はヨーロッパロシアなどロシア各地から輸送されてきます。輸送されてきたロシア軍部隊はハイラルに登場します。

観戦でゲームを進めるとたいていロシアが勝ちますが、プレイヤーが操作すれば日本でも十分勝利できるはずです(私も一度クリアしました)。日本でプレイする場合は、ロシアは陸軍が強いので前述のロシア勝利条件のうち唯一の地続きの拠点である漢城を占領されないように気をつけてください。海軍は日本の方が強いので日本の軍港が陥落するようなことは多分ないと思います。逆にロシアプレイの場合は漢城に主力を向けると良いのですが、観戦で見てみたら分かる通り、満洲から南下して朝鮮半島に向かう正攻法よりも、ウラジオストクの方から南下して漢城を狙う朝鮮半島東海岸ルートだと簡単に勝てます。COMはなぜかウラジオストク方面はほとんど防御しません。

もう一つ、オマケ的な機能ですが、日露戦争は第二次大戦や戦国時代に比べるといささかマイナーな存在であることは拭いがたく、日露戦争についてあまりご存じない方もいらっしゃるのではないかと思います。そこで、サンプルシナリオVer2.0の「戦国歴史メモ」のように日露戦争の経過について「日露戦争タイムライン」として簡単に表示するようにしてみました。少しは臨場感を味わっていただければいいなぁ、と思います。

あと、これは言い訳ですが・・・。シナリオ開始時点(1904年1月)で大韓帝国が日本の臣従国となっていますが、これはゲームシステム上、軍の通行権を与えるためには臣従するしかないためにこのような設定にさせていただいております。史実においては日露戦争開戦当時、大韓帝国は独立国であって日本に従属してはいません。また軍の通行権についても日露戦争の開戦は1904年2月8日ですが、大韓帝国が日本に対して軍の通行権を認めた「日韓議定書」は1904年2月23日です。つまり2月8日から2月23日までの期間における大韓帝国内での日本軍の作戦行動は明確に違法行為です。なお、「日韓議定書」の時点でもなお大韓帝国は日本に従属してはいません。国際的に大韓帝国が日本の保護国とみなされるようになるのは日露戦争終戦後の1905年11月17日の第二次日韓協約による外交権の剥奪を待たなければなりません。

 

|

« 真田三代読了 | トップページ | 戦国史シナリオエディタエクセルファイル(Ver1.00)リリース »

戦国史」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日露戦争シナリオVer1.0リリース:

« 真田三代読了 | トップページ | 戦国史シナリオエディタエクセルファイル(Ver1.00)リリース »