維新創世 坂本龍馬読了
新・歴史群像シリーズの第4号は坂本龍馬。
今年の大河ドラマは坂本龍馬ですが、この第4号は2006年の発刊で
タイアップではありません。大河ドラマタイアップとしては第20号「坂本
龍馬と海援隊」の方でしょう。
私は幕末は詳しくないので、一つ一つの記事を読みながら「ほぉー」と
感心していました。批判的に読むほどの知識がないもので。
戦国モノに比べると当然ですが軍事面の記事が少ないというか無い
ですね。龍馬自身、戊申戦争の前に亡くなっているので、軍事面に
ついては書くことがないということでしょう。
また、これは龍馬の生涯と関わることですが、記事にされている時代が
非常に狭く、そのため詳細です。龍馬の人生は33年ですが、その中
でも政治的に意味がある活躍をしたのはわずかに6~7年程度です。
その程度の活動で歴史に名を残したのもすごいですが、例えば寺田屋
事件では龍馬は幕吏に襲われて京都薩摩藩邸に逃げ込むのですけど、
そのときの逃走経路がどうであったのか、なんてことが論じられています。
戦国時代が100年に及ぶのに比べて、幕末という時代はせいぜい15年
前後くらいしかないわけで、また戦国に比べて新しい時代だから史料も
豊富にあることが想定されますので、話題が枝葉末節にまで及ぶのは
当然のことかもしれません。
あとは、龍馬の受容史の特集もあります。龍馬という人は亡くなってから
わりと早い時期から人気者だったのですね。海軍の軍神に祭り上げられた
のはご愛敬。現代の人気は司馬遼太郎以来のものですね。
ちょっと幕末という時代に関してもいろいろ読みたくなってきました。
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